[{"onix":{"RecordReference":"9784750334950","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784750334950"},"DescriptiveDetail":{"ProductComposition":"00","ProductForm":"BA","ProductFormDetail":"B119","TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"コドモノソダチヲヒラク","content":"子どもの育ちをひらく"},"Subtitle":{"collationkey":"オヤトシエンシャガデキルスコシバカリノコト","content":"親と支援者ができる少しばかりのこと"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"マキ シンキチ","content":"牧　真吉"},"BiographicalNote":"名古屋市中央療育センター所長。1954年、名古屋生まれ。1978年、名古屋市立大学医学部卒業。1979年より、精神科医として大学病院、民間精神科病院、総合病院精神科と、精神科医療の現場に15年勤め、1995年より児童福祉センター相談課勤務。2010年より現職。\n児童相談所の常勤になって子どもとその親に関わりを持ち続けるなかで、子どもがどのようにして育っていくのかに最も興味をもって考え続けている。『そだちの科学　vol.2』で「子育て失調」という言葉を提案した。"}],"Language":[{"LanguageRole":"01","LanguageCode":"jpn","CountryCode":"JP"}],"Extent":[{"ExtentType":"11","ExtentValue":"240","ExtentUnit":"03"}],"Subject":[{"MainSubject":"","SubjectSchemeIdentifier":"78","SubjectCode":"0037"}],"Audience":[{"AudienceCodeType":"22","AudienceCodeValue":"00"}]},"CollateralDetail":{"TextContent":[{"TextType":"03","ContentAudience":"00","Text":"人のつながりや社会の変化によって、子育てが大変になったといわれる。児童相談所で生きづらさを抱える親や子どもに日々接する児童精神科医が、親や支援者に向けて、子どもの育ちの見方や考え方をやさしく説く。子どもを社会で育てていくための熱いメッセージ。"},{"TextType":"04","ContentAudience":"00","Text":"　はじめに\n\n第1章　現代の子育てを見直す\n　子育ての大変さ\n　子育てのエッセンス\n　育てられてばかりでは育たない\n　子どもが育つとは親が育つこと\n　子育てに正しいはない\n　結果を求めない\n　包まれてこそ包むことができる\n　待つこと、つきあうことの重要性\n　ほどほどがいい\n\n第2章　発達の呪縛からはなれて\n　発達の検査とバラツキ\n　発達とは「何ができるようになったか」\n　脳の器質性障害\n　子どもからはどう見えるか\n　言語以前の発達領域\n　育てると教える\n　関係性の発達の遅れ\n　子どものこころは変わり身の早さが身上\n　学習障害より意欲の問題\n\n第3章　子どもを育てる力とは\n　子どもを育てる力\n　心配することが一番難しい\n　しつけとは\n　結果を出すことと受け止めること\n　育つとは共同体へ参加できるようになること\n　育ちとは困難や失敗を一緒に乗り越えていくこと\n　感情のコントロールができるまで\n　根絶の問題点\n　子ども虐待の落とし穴\n\n第4章　ささやかながら支援者ができること\n　ポジティブな見立て\n　親にも発達という観点を\n　困ることの大切な役割\n　関わりのとりにくい親子\n　こころは思うようにはならない\n　わたしの常識、あなたの非常識\n　親の苦労をねぎらうことが始まり\n　施設で育つ\n　物語を聞く\n　負の事態の価値を見いだす仕事\n　お互いにわかり合えるが出発点\n　GlobalよりLocal\n　みんな弱くていい\n　一緒に悩む\n\n第5章　関わって生きること\n　人は社会の中で生きる\n　関係の育ちに着目してみると\n　矛盾を生きる\n　生きることの大変さ\n　子育ては援軍なしでは成立しない\n　子育てを助ける発想\n　生きのびるという発想\n　安心を得る方法\n　わたしを越えた存在（超越）との関係\n\n　あとがき"}],"SupportingResource":[{"ResourceContentType":"01","ContentAudience":"01","ResourceMode":"03","ResourceVersion":[{"ResourceForm":"02","ResourceVersionFeature":[{"ResourceVersionFeatureType":"01","FeatureValue":"D502"},{"ResourceVersionFeatureType":"04","FeatureValue":"9784750334950.jpg"}],"ResourceLink":"https:\/\/cover.openbd.jp\/9784750334950.jpg"}]}]},"PublishingDetail":{"Imprint":{"ImprintIdentifier":[{"ImprintIDType":"24","IDValue":"0182"},{"ImprintIDType":"19","IDValue":"7503"}],"ImprintName":"明石書店"},"Publisher":{"PublishingRole":"01","PublisherIdentifier":[{"PublisherIDType":"24","IDValue":"0182"},{"PublisherIDType":"19","IDValue":"7503"}],"PublisherName":"明石書店"},"PublishingDate":[{"PublishingDateRole":"01","Date":"20111124"},{"PublishingDateRole":"25","Date":"20111110"},{"PublishingDateRole":"09","Date":"20111115"}]},"ProductSupply":{"MarketPublishingDetail":{"MarketPublishingStatus":"00","MarketPublishingStatusNote":"1;"},"SupplyDetail":{"ProductAvailability":"99","Price":[{"PriceType":"03","PriceAmount":"1800","CurrencyCode":"JPY"}]}}},"hanmoto":{"toji":"並製","zaiko":11,"maegakinado":"　はじめに\n\n　子どもの育ちの現場に関わって知らない間に長く経ってしまいました。わたしのような書くことの苦手な人間が、それでも何とか書きたいという思いがわいてきてしまいました。そして、書いてみようと思ってから、もう三年あまり経っています。今回本にする奨めをいただき飛び乗った次第です。しかし、私の伝えたいことはどんなことなのか、それをどうしたら言い表すことができるのでしょうか。育ちの現場を見る中で、このままでいいのだろうかという思いをずっと持ち続けてきました。それをできるだけ、そのまま言葉にしてみようと思います。\n　児童相談所へ着任した平成七年度から、子どもの虐待防止研究会ができ、児童相談所はその最前線を走らされてきました。もちろん、それ以前から子どもの虐待はあったわけで、児童相談所へ来て、ああ、わたしが従来病院で治療に関わった青年は、子ども虐待という目でも見ることができるのだと知りました。しかし、だからといって以前の私自身の関わりに足らないところがあったとは思いませんでしたし、今でも同じように思っています。児童相談所へ来た当初、立て続けに虐待をした親の面接をしました。悲しいかなその親たちとは継続的な面接を持つことができませんでした。当時わたしは、自分の中に虐待という面の肯定的な意味を見つけることができないから親の面接が続かないのだと思い、何とか子ども虐待の持つ意味を見いだそうと思っていました。それは家族の発するSOSだと理解することができるようになりました。\n　その後、発達障害ということが児童精神科の中で流行し始めました。今では、児童精神科に受診するために何ヶ月も待たされることが当たり前になってしまいました。それほど親の間に発達障害についての不安が広まってしまいました。これも家族の発するSOSです。今や、子どもを育てるということは大変難しいことになってしまっています。そして、子どもの育ちの中でも、関係性に関わる育ちがこの両者の共通点になっています。\n　わたし自身はどうも、一貫して関係性に自分の目を向けてきたように思っています。精神科への興味が精神療法でしたから、当然といえば当然のことでしょう。関係性のことで多くの人がこれまでもとても多くのことを書いてきています。そこへわたし自身がいったい何を書き加えようというのだろうか、と自分でも思わずにはいられません。世の中にはあまりに大量の活字が氾濫していて、読むこともあまり好きではないわたしなどは、結局はごくわずかな本しか読んでいません。それでもわたしには書き加えることがあるのかと自問してしまいます。\n　多くの本は自分の説が正しいというか、自分の説を強く主張しているように思います。わたし自身、書くということでやはり自分の説を主張していくことになります。でも、育ちにはどこにも正しいことがありません。いや正しいことだらけで、これぞ唯一の正解ということがないと言い換えさせてもらいましょう。そのことがわたしの一番伝えたいことです。学問、特に自然科学が進歩して、唯一の正解があるように考える人が増えてきました。あるいはこう言い換えてもいいかもしれません。自分自身の決断に自信がなく、正しいと伝えてくれる教えにしがみついて不安を解消しようとする人、ゲームの感覚で必ず正しい道があると思ってしまっている人が増えてきてしまったのでしょうか。少なくとも子どもを育てることは、多くの価値観を抱えて、正解のない道を社会とともに進む過程です。子どもが育つということは、親とは違った感覚、考え方を子ども自らが発見していく過程であるために、親の思ったとおりにはならないことが育ちです。同様に、子どもの育ちの支援者の思ったようにもならないことが、まさに子どもの育ちであるということを強調したくて書こうともしています。\n　以前、わたしは、子どもを育てることの基盤は、一神教にではなく、多神教の中にこそあることをちょっとだけ書きました。子どもの育ちのためには、一つの正しい見方、考え方を求めるのではなく、広くいろいろな物の見方をしていってもらいたいと考えています。わたしがここに書き連ねていくことは、少しでも違う見方をしてもらおうと書いているのです。わたしのここで書いた見方だけがいいわけではありません。いろいろな見方をする中で、子どもやその親と少しでも歩みを共有できる見方こそが役に立つ見方です。何が正しいかではなく、いかにして歩調合わせをしながら、自分なりに立ち続けることができるかが、支援者に一番求められていることでしょう。\n　その観点からは、つながることの大切さを強調したいと思っています。今の子育ては人々のつながりによる支えをあまりにも少なくしてしまっています。子育てにおける親子関係ばかりを強調してしまったがゆえに、その親を支える人々の存在を忘れさせてしまいました。一つの正しい答えがないからこそ、多くの人が支えていないと子どもを支えることができません。こうした意味での社会の支えについても言及していくつもりです。\n　もう一つ大切な観点は、わたしたちは均質の人ではなく、バラツキがかなり大きいということです。みんなが同じようにできるわけではありません。勉強についても、できないことの許容が子育ての中でなかなかできていません。子どもを育てることにおけるバラツキについて、わたしたちはどの程度許容していくといいのでしょうか。生物多様性条約では生物の多様な遺伝子の保存こそが重要なことであると言います。それでは多様な人間を保存という言い方は無理にしても、多様なあり方を許容していくことはできないのでしょうか。そうは言っても、社会を形成していくので、その社会の中に内包することで自ずと許容の範囲は決まっていくのではないでしょうか。\n　こんな思いを持ちながら筆を進めていきます。しばし、おつきあいいただけましたら、幸いです。\n\n　二〇一一年九月　　牧真吉","author":[{"listseq":1,"dokujikubun":"著"}],"datemodified":"2012-04-24 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