[{"onix":{"RecordReference":"9784750356099","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784750356099"},"DescriptiveDetail":{"ProductComposition":"00","ProductForm":"BA","ProductFormDetail":"B119","TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"コジンカスルケンイシュギタイセイ","content":"「個人化」する権威主義体制"},"Subtitle":{"collationkey":"シンコウケツダントタイセイヘンドウノジョウケン","content":"侵攻決断と体制変動の条件"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"オオサワ スグル","content":"大澤　傑"},"BiographicalNote":"1987年愛知県生まれ\n上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科修士課程修了\n防衛大学校総合安全保障研究科博士課程修了\n博士（安全保障学）\n駿河台大学法学部助教を経て，2021年4月より愛知学院大学文学部講師\n〔主な著書・論文〕\n『世界の基地問題と沖縄』（分担執筆）明石書店，2022年\n『よくわかる国際政治』（分担執筆）ミネルヴァ書房，2021年\n『独裁が揺らぐとき――個人支配体制の比較政治』ミネルヴァ書房，2020年〔ラテン・アメリカ政経学会2021年度研究奨励賞〕\n「『個人化』するロシアの権威主義体制――政治体制から読み解くウクライナ侵攻」『SYNODOS』，2022年\n「習近平の『個人化』から見る中国による台湾侵攻の可能性――ロシアとの比較を通じて」『交流』第975号，1-7頁，2022年\n「台湾の二大政党制は揺らぐのか――権威主義継承政党が政党システムに与える影響」（共著）『問題と研究』第51巻，第2号，153-184頁，2022年\n「米比関係と非対称理論――在比米軍基地を事例として」『コスモポリス』第16号，17-27頁，2022年\n「ニカラグアにおける個人化への過程――内政・国際関係／短期・長期的要因分析」『国際政治』第207号，33-48頁，2022年〔日本国際政治学会2022年度奨励賞〕"}],"Language":[{"LanguageRole":"01","LanguageCode":"jpn","CountryCode":"JP"}],"Extent":[{"ExtentType":"11","ExtentValue":"208","ExtentUnit":"03"}],"Subject":[{"MainSubject":"","SubjectSchemeIdentifier":"78","SubjectCode":"0031"}],"Audience":[{"AudienceCodeType":"22","AudienceCodeValue":"00"}]},"CollateralDetail":{"TextContent":[{"TextType":"03","ContentAudience":"00","Text":"プーチン、習近平、金正恩――リーダーによる予測不能で「非合理」な意思決定が可能となる条件とは。考えうる結末は。新進気鋭の国際政治研究者がウクライナ侵攻で激震を与えたロシア、台湾有事が懸念される中国、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の3か国を分析。"},{"TextType":"04","ContentAudience":"00","Text":"　はしがき\n\n序章　権威主義体制と個人化――個人支配の行動原理\n　　1　民主主義対権威主義\n　　2　権威主義の3つの類型\n　　3　権威主義の類型の特徴\n　　4　個人化の過程\n　　5　個人支配とは何か\n　　6　個人支配の崩壊\n　　7　政治体制に基づく政策形成過程\n　　8　個人支配の対外政策\n　　9　本書のガイドライン\n\n第1章　ロシア\n　第1節　ロシアの政治体制\n　　1　民主化\n　　2　プーチンの登場――プーチンの1期目\n　　3　権力の集中と抑圧・懐柔・正統化の拡大――プーチンの2期目\n　　4　個人支配への下地作り――タンデム\n　　5　政治体制の個人化へ――プーチンの3期目\n　　6　個人支配の完成――プーチンの4期目\n　第2節　ロシアの対外政策\n　　1　プーチン以前のロシア外交\n　　2　プーチン体制下の対外政策――ウクライナ侵攻以前\n　　3　ウクライナ侵攻とプーチン――正統化のための戦い\n　第3節　プーチン体制のゆくえ\n\n第2章　中国\n　第1節　中国の政治体制\n　　1　共産党による一党支配体制\n　　2　共産党による統治の変遷\n　　3　個人化の進展――習近平の1期目\n　　4　権力の固定化――習近平の2期目から3期目へ\n　第2節　中国の対外政策\n　　1　成長を続ける中国と外交\n　　2　習近平体制下の対外政策\n　第3節　習近平体制のゆくえ\n\n第3章　北朝鮮\n　第1節　北朝鮮の政治体制\n　　1　朝鮮労働党による一党支配の成立\n　　2　金正日政権における個人化への道\n　　3　個人支配の持続――金正恩政権における体制維持\n　第2節　北朝鮮の対外政策\n　　1　金日成体制下の対外政策\n　　2　金正日体制下の対外政策\n　　3　金正恩体制下の対外政策\n　第3節　金正恩体制のゆくえ\n\n終章　比較分析――個人化する権威主義と向き合う\n　　1　個人化の違い\n　　2　体制維持の手法と不安定化の可能性\n　　3　分析を通じて得られた示唆――「パンドラの箱」の中のディストピア\n　　4　個人化時代の安全保障\n\n　あとがき"}],"SupportingResource":[{"ResourceContentType":"01","ContentAudience":"01","ResourceMode":"03","ResourceVersion":[{"ResourceForm":"02","ResourceVersionFeature":[{"ResourceVersionFeatureType":"01","FeatureValue":"D502"},{"ResourceVersionFeatureType":"04","FeatureValue":"9784750356099.jpg"}],"ResourceLink":"https:\/\/cover.openbd.jp\/9784750356099.jpg"}]}]},"PublishingDetail":{"Imprint":{"ImprintIdentifier":[{"ImprintIDType":"24","IDValue":"0182"},{"ImprintIDType":"19","IDValue":"7503"}],"ImprintName":"明石書店"},"Publisher":{"PublishingRole":"01","PublisherIdentifier":[{"PublisherIDType":"24","IDValue":"0182"},{"PublisherIDType":"19","IDValue":"7503"}],"PublisherName":"明石書店"},"PublishingDate":[{"PublishingDateRole":"01","Date":"20230713"},{"PublishingDateRole":"11","Date":"20230720"}]},"ProductSupply":{"MarketPublishingDetail":{"MarketPublishingStatus":"00","MarketPublishingStatusNote":"1;1"},"SupplyDetail":{"ProductAvailability":"99","Price":[{"PriceType":"01","PriceAmount":"2500","CurrencyCode":"JPY"}]}}},"hanmoto":{"genshomei":"","han":"","datezeppan":"","toji":"並製","zaiko":11,"maegakinado":"はしがき\n\n　2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、1年以上が経った2023年4月現在でも世界を震撼させ続けている。\n　この侵攻は大方の予想に反して「非合理」に行われたことから、多くの国際政治学者たちがこれまでの分析モデルを省察している。国際政治学者の細谷雄一は、合理性に基づく楽観論が存在したことを問題視し（細谷 2022）、ロシア政治専門家の廣瀬陽子は、ロシアのウクライナ侵攻を読み切れなかったことを悔いるとともに、非合理な開戦を選択したウラジーミル・プーチン大統領の「個性」を読み解く必要性を主張した（廣瀬 2022）。同様の主張は国際政治学の必読書とも呼ばれる著書『国際紛争――理論と歴史』（第8版からジョセフ・ナイ・ジュニアとの共著、田中明彦・村田晃嗣訳、有斐閣）を執筆したデイヴィッド・ウェルチなどからもなされている（ウェルチ 2022）。\n　たしかに、歴史は常にリーダーの合理的な意思決定に基づいて紡がれてきたわけではない。むしろ偶然性や偶発性の積み重ねによって形作られてきた面もある。とすれば、我々はロシアのウクライナ侵攻をプーチン大統領という「稀有な存在」による「偶発的な出来事」として捉えるしかないのだろうか。もしそうであれば、人の考えはその人にしかわからないのであるから、国際政治学者は、生育歴や経歴、交友関係などからリーダーの思考様式を予測することによってしか国際政治の趨勢を読み解くことはできないのだろうか。答えはイエスでもあり、ノーでもあろう。とはいえ、そもそも大規模な動員を要する戦争を一人の決定で行うことが可能なのだろうか。ここで一旦、政治におけるリーダーの権限について考えてみたい。日本でも新首相が誕生すると、その人の経歴や人となりが報道される。そして、その人の性格やこれまでの実績から、「きっとこんな政策をするはずだ」という議論がメディア等を通じてなされる。しかし、実際には、首相は様々な政治的制約を受けながら意思決定を行うため、リーダーの「個性」が政策に表れることは限定的である。\n　これに対し、ロシアと日本は政治体制が違うではないかという指摘もあろう。ロシアの政治体制は日本と違って「開かれていない」非民主主義、いわゆる権威主義体制だからである。しかし、政策形成において一定の制約がかかることは、民主主義国家だけでなく、権威主義国家でも概ね同様である。権威主義においても、リーダー（いわゆる独裁者）は必ずしも自由に意思決定ができるのではなく、権力を維持するために様々な制約を受けている。重要なのは、その制約の度合いの濃淡と、どのような制約が存在するかである。\n　このような国家の統治の仕組みに注目するのが政治体制論である。各国の政策決定におけるリーダーの「個性」の表れやすさは、この政治体制の様態にかかっている。そこで、本書では、「非合理」にも思える独裁者の意思決定を読み解くために、独裁者個人のミクロな「個性」に注目するのではなく、政治体制というマクロな視点からアプローチを試みたい。すなわち、独裁者が「非合理」な意思決定をするに至った影響と、それを可能とした構造を問うのである。しかしながら、現存する権威主義体制を分析することは難しい。権威主義体制は民主主義体制と違って情報の透明性に欠けるからである。そのため、比較政治学者は各国の統治のメカニズムに注目し、権威主義にはいくつかのタイプがあることを発見し、それらにおける政策形成過程を定式化してきた。つまり、独裁者の「個性」は何によって、どのように制約されるのか、それによって独裁者がどのような選択を行うのかを分析してきたのである（Frantz 2018:44-45（邦訳：63-64））。\n　複数の権威主義体制の類型があるが、先取的に言えば、その中で最も政策に独裁者の「個性」が表れやすいのは、独裁者に権力・権限が集中する個人支配である。逆に言えば、そうでない体制では、独裁者の「個性」は（個人支配と比べて）政策に表れにくくなる。\n　本書では、ウクライナ侵攻によって世界に激震を与えたロシアに加えて、台湾侵攻の可能性が懸念される中華人民共和国（以下、中国）、核開発を進め、ミサイル発射を繰り返す朝鮮民主主義人民共和国（以下、北朝鮮）を取り上げる。これらの3か国は軍事力が大きく、日本のみならず世界にとって安全保障上のリスクが高いと認識されている。世界ランキングを見ても、軍事費では中国が2位、ロシアが3位、兵員数では中国が1位、北朝鮮が4位、ロシアが5位に位置づけられている。さらに、いずれも政治体制における個人支配の完成、ないし個人支配への接近、いわゆる「個人化」が進んでいる。\n　これらの3つの国については、単一事例に特化した緻密な研究が蓄積されている。しかし、本書ではあえて3つの国で生じた個人化の過程と政治体制の特徴を同じ角度からマクロに捉え、そこから各国の対外行動の原理を理解する。そうすることで、独裁者が「非合理」な意思決定を可能とする条件がどのように構築され、「非合理」とも思える意思決定はどのようにもたらされた（される）のかを明らかにしたい。\n\n　（…後略…）","jushoujouhou":"","zasshicode":"","hatsubai":"","hatsubaiyomi":"","storelink":"","author":[{"listseq":1,"dokujikubun":"著"}],"datemodified":"2023-08-24 16:32:53","datecreated":"2023-06-13 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