[{"onix":{"RecordReference":"9784750356624","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784750356624"},"DescriptiveDetail":{"ProductComposition":"00","ProductForm":"BA","ProductFormDetail":"B108","TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"トンゾクノウタトキョウエン","content":"トン族の歌と饗宴"},"Subtitle":{"collationkey":"ポリフォニーノウタゴエガムスブヒトビトノブンカシ","content":"ポリフォニーの歌声が結ぶ人びとの文化誌"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"ニウ チェンビャオ","content":"牛　承彪"},"BiographicalNote":"関西外国語大学教授。中国吉林大学で日本語・日本文学を学ぶ。1998年に日本へ留学。博士前期課程は奈良教育大学で真鍋昌弘先生に師事して日本古典文学を学び、博士後期課程は名古屋大学で櫻井龍彦先生に師事して文化人類学を学ぶ。日本の民俗文化、特に稲作にかかわる文化に関心をもち、日本・中国・韓国における農耕歌謡を総合的に比較する視点から調査・研究してきた。2007年に関西外国語大学に着任。中国語と日本学研究の科目を担当。2011年から科研費（計9年間）の支援を受けて、歌謡文化の伝承がまだ存続している中国貴州省のトン族地域で実地調査を行った。これまでの共著書に『歌謡の時空』和泉書院、『東北アジア朝鮮民族の多角的研究』ユニテ、『日本の歌謡を旅する』和泉書院、『中国山地民族研究集刊』社会科学文献出版社、『日本人文社会研究』商務印書館などがある。"},{"SequenceNumber":"2","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"サクライ タツヒコ","content":"櫻井　龍彦"},"BiographicalNote":"名古屋大学名誉教授。名古屋大学文学部で中国古典文学を学ぶ。博士課程のとき北京師範大学に留学し、鍾敬文先生（1903～2002）に師事。民間文芸・民俗学をまなび、研究の関心と方向が西南少数民族の民俗学・文化人類学の分野に移っていった。帰国後は華北、黄河流域の廟会や民間祭祀・芸能組織（香会）に関する調査もかさねた。貴州省のトン族・ミャオ族地区には1982年にはじめて入る。本格的にトン族の歌謡と生活文化の現地調査をはじめたのは、牛承彪氏が科研費を得た2011年の共同研究からになる。龍谷大学、中京大学で教鞭をとり、名古屋大学大学院国際開発研究科および同人文学研究科教授を歴任。おもな編著に『東アジアの民俗と環境』金壽堂、『変わる中国・変わらない中国』全日出版、『東北アジア朝鮮民族の多角的研究』ユニテ、『非物質文化遺産学論集』学苑出版社、『中日学者中国神話研究論著目録総匯』中国社会科学出版社などがある。"}],"Language":[{"LanguageRole":"01","LanguageCode":"jpn","CountryCode":"JP"}],"Extent":[{"ExtentType":"11","ExtentValue":"644","ExtentUnit":"03"}],"Subject":[{"MainSubject":"","SubjectSchemeIdentifier":"78","SubjectCode":"0039"}],"Audience":[{"AudienceCodeType":"22","AudienceCodeValue":"00"}]},"CollateralDetail":{"TextContent":[{"TextType":"03","ContentAudience":"00","Text":"中国南西部に暮らすトン族の人々が、村をあげて別の村の全住民を招いてもてなす大饗宴、ワヒェ。この社交の場で交わされる特徴的なポリフォニーの歌声には、人びとが心をともにし、支えあう「大きな一つの群」としての共同体の精神がある。"},{"TextType":"04","ContentAudience":"00","Text":"序章\n　序-1　はじめに\n　序-2　トン族概説\n　序-3　問題意識と分析の視点\n　　序-3-1　歌のかけあい\n　　序-3-2　饗宴\n　　序-3-3　多声部合唱（ポリフォニー）\n　序-4　集まって歌声を合わせること\n　序-5　研究の方法と調査地の選定\n　序-6　本書の構成と概要\n　序-7　用語の説明\n　　序-7-1　村と寨\n　　序-7-2　ワヒェ\n\n第1章　トン族社会の組織と構造\n　1-1　親族組織\n　　1-1-1　ヤン（然）→オン（公）→チ（基）→トウ（兜）\n　　1-1-2　トウの特徴と機能\n　1-2　村寨構造\n　　1-2-1　トウと寨\n　　1-2-2　外姓と内姓\n　　1-2-3　義兄弟となること\n　1-3　婚姻制度\n　　1-3-1　同姓婚と同姓不婚\n　　1-3-2　村内婚\n　　1-3-3　交叉イトコ婚\n　　1-3-4　破姓開親\n　　1-3-5　行歌坐夜\n\n第2章　岩洞村の概況\n　2-1　基本情況\n　2-2　地理環境\n　2-3　村の歴史\n　　2-3-1　祖籍、移動、定住の歴史\n　　2-3-2　伝説の分析\n　　2-3-3　巨人伝説\n　　2-3-4　ミャオ族追放の後難\n　2-4　村の構造\n　　2-4-1　自然寨\n　　2-4-2　村民小組\n　　2-4-3　鼓楼\n　　2-4-4　薩壇\n\n第3章　トン族歌謡とその生態\n　3-1　研究意義と方法\n　3-2　トン族歌謡の概説\n　　3-2-1　南部方言地域の場合\n　　3-2-2　北部方言地域の場合\n　　3-2-3　トン族歌謡関係の文献記録\n　　　3-2-3-1　漢・劉向『説苑』\n　　　3-2-3-2　宋・陸游『老学庵筆記』\n　　　3-2-3-3　明・沈庠『貴州図経新志』\n　　　3-2-3-4　明・鄺露『赤雅』\n　　　3-2-3-5　清・陳浩『八十二種苗図併説』\n　　　3-2-3-6　民国『三江縣志』\n　3-3　南部方言地域における歌謡の生態\n　　3-3-1　攔路歌\n　　　3-3-1-1　攔路歌の構成要素\n　　　3-3-1-2　攔路儀式の障害物\n　　　3-3-1-3　攔路歌の歌詞表現\n　　　3-3-1-4　攔路儀式の構造\n　　　3-3-1-5　攔路歌の関連要素\n　　　3-3-1-6　攔路歌の変遷\n　　3-3-2　踩堂歌\n　　　3-3-2-1　踩堂歌の構成要素\n　　　3-3-2-2　踩歌堂の構造\n　　　3-3-2-3　踩歌堂の内容構成と歌詞表現\n　　　3-3-2-4　踩歌堂の関連要素\n　　3-3-3　大歌\n　　　3-3-3-1　大歌の構成要素\n　　　3-3-3-2　大歌の歌がけの構造\n　　　3-3-3-3　大歌の歌詞表現\n　　　3-3-3-4　大歌の関連要素\n　　3-3-4　坐夜歌\n　　　3-3-4-1　坐夜歌の構成要素\n　　　3-3-4-2　坐夜歌の歌がけの構造\n　　　3-3-4-3　坐夜歌の歌詞表現\n　　　3-3-4-4　坐夜歌の関連要素\n　　3-3-5　南トン地区トン族歌謡総論\n　　3-3-6　トン族歌謡の発生と変遷\n\n第4章　歌謡の伝承体系\n　4-1　はじめに\n　4-2　歌班\n　　4-2-1　歌班の特徴\n　　4-2-2　歌班の分類\n　　4-2-3　歌班の構成\n　　4-2-4　歌班の人数\n　4-3　歌師\n　　4-3-1　歌師の特徴\n　　4-3-2　歌師の資質\n　　4-3-3　歌の練習\n　4-4　岩洞の歌師\n　　4-4-1　呉承吉と呉良明\n　　4-4-2　呉培信と呉応清\n　　4-4-3　5人姉妹\n　4-5　歌班と歌師の現状とゆくえ\n　　4-5-1　学校教育\n　　4-5-2　文芸隊\n　　4-5-3　今後の課題\n\n第5章　ワヒェ\n　5-1　はじめに\n　5-2　ワヒェの事例・分類・行程\n　　5-2-1　事例\n　　　5-2-1-1　事例1　岩洞村四洲寨\n　　　5-2-1-2　事例2　岩洞村公登寨\n　　　5-2-1-3　事例3　竹坪村徳大寨\n　　5-2-2　ワヒェの種類（1）\n　　5-2-3　ワヒェの行程\n　　　5-2-3-1　主寨と客寨の交渉\n　　　5-2-3-2　客寨が自村を出発\n　　　5-2-3-3　客寨が主寨に到着\n　　　5-2-3-4　滞在期間中\n　　　5-2-3-5　客寨が帰村する最終日\n　　　5-2-3-6　客寨が自村に戻る\n　　5-2-4　ワヒェが成立する条件\n　　5-2-5　ワヒェの種類（2）\n　　　5-2-5-1　月也戯\n　　　5-2-5-2　月地瓦\n　5-3　シントゥ（興度）\n　　5-3-1　村外寨間のワヒェ\n　　5-3-2　村内寨間のシントゥ\n　　　5-3-2-1　シントゥの組み合わせ\n　　　5-3-2-2　シントゥの行程と特徴\n　5-4　打同年\n　　5-4-1　広西融水の事例\n　　5-4-2　柱・殺牛祭祀・草荘神\n　　　5-4-2-1　柱\n　　　5-4-2-2　殺牛祭祀\n　　　5-4-2-3　草荘神\n　5-5　ワヒェの考察\n　　5-5-1　契機\n　　　5-5-1-1　婚姻によって親戚ができる\n　　　5-5-1-2　鼓楼や風雨橋の新築祝い\n　　　5-5-1-3　闘牛\n　　　5-5-1-4　ウシの購入\n　　　5-5-1-5　バスケットボール大会\n　　5-5-2　時期\n　　5-5-3　期間\n　　5-5-4　返礼までの間隔期間\n　　5-5-5　規模\n　　5-5-6　接待費用\n　　5-5-7　感謝信\n　　5-5-8　ワヒェの特徴\n　　5-5-9　贈与交換論でみるワヒェ\n　　　5-5-9-1　贈与交換システムとの相同性\n　　　5-5-9-2　贈答品「尾巴」の家畜をめぐって\n　　　5-5-9-3　饗宴をめぐって\n　　　5-5-9-4　互酬性をめぐって\n　　　5-5-9-5　歌のかけあいをめぐって\n　5-6　ワヒェの現状とゆくえ\n　　5-6-1　文化大革命まで\n　　5-6-2　改革開放政策以降\n　　5-6-3　文化遺産と観光化\n　5-7　おわりに\n\n資料\n　資料1　黎平県岩洞鎮岩洞村の攔路歌\n　資料2　岩洞鎮岩洞村の「小白口」儀式における呪詞\n　資料3　黎平県肇興鎮堂安村の踩堂歌\n　資料4　黎平県口江郷銀朝村の踩堂歌\n　資料5　黎平県岩洞鎮岩洞村四洲寨上爪の大歌の生態\n　　5-1　初日\n　　5-2　2日目\n　資料6　黎平県岩洞鎮岩洞村「行歌坐月」習俗の再現記録：琵琶歌と牛腿琴歌\n\n　あとがき\n　引用・参考文献\n　索引\n　著者紹介"}],"SupportingResource":[{"ResourceContentType":"01","ContentAudience":"01","ResourceMode":"03","ResourceVersion":[{"ResourceForm":"02","ResourceVersionFeature":[{"ResourceVersionFeatureType":"01","FeatureValue":"D502"},{"ResourceVersionFeatureType":"04","FeatureValue":"9784750356624.jpg"}],"ResourceLink":"https:\/\/cover.openbd.jp\/9784750356624.jpg"}]}]},"PublishingDetail":{"Imprint":{"ImprintIdentifier":[{"ImprintIDType":"24","IDValue":"0182"},{"ImprintIDType":"19","IDValue":"7503"}],"ImprintName":"明石書店"},"Publisher":{"PublishingRole":"01","PublisherIdentifier":[{"PublisherIDType":"24","IDValue":"0182"},{"PublisherIDType":"19","IDValue":"7503"}],"PublisherName":"明石書店"},"PublishingDate":[{"PublishingDateRole":"01","Date":"20240126"},{"PublishingDateRole":"11","Date":"20231229"}]},"ProductSupply":{"MarketPublishingDetail":{"MarketPublishingStatus":"00","MarketPublishingStatusNote":"1;1"},"SupplyDetail":{"ProductAvailability":"99","Price":[{"PriceType":"01","PriceAmount":"8800","CurrencyCode":"JPY"}]}}},"hanmoto":{"genshomei":"","han":"","datezeppan":"","toji":"上製","zaiko":11,"maegakinado":"序章\n\n　トン族は天籟の響きを奏でる美しいハーモニーで知られる。「歌の海」といわれるほど歌声が生活のなかに溢れている。\n　歌好きの民族はどこにでもいるが、トン族は高音部と低音部が積み重なるように立体的にうたわれるポリフォニーに優れている。この多声部合唱が聞こえるのは、男女が集団となって歌をかけあうさまざまな行事のなかである。\n　たくさんある行事のなかでも、歌声は春節のときおこなわれるワヒェという社交の場において、もっともにぎやかに交わされる。ワヒェはある村が別の村の住民をみんな招待してもてなす大饗宴である。いくら友好的とはいえ、数百人もの人を数日間、寝食ともに接待し、歌舞を楽しむというのは、尋常ではない。\n　多声性と歌のかけあいをたんなる音楽的特徴として評価するのではなく、トン族の人びとの生活意識や社会の基盤となる機構との相関にまで思考を拡げられないだろうか。饗宴もたんなる娯楽ではなく、人と人を結いあげる「もやい（舫い）」の綱となっているのではないだろうか。\n　柳田國男は『民謡覚書』の仕事歌を述べたところで、歌の目的が「仕事を心軽く、我々の合同を容易ならしめただけではない。飽きずに万人が永くこれをくり返して、いわゆる世の常を組み立てて行く効果もあった」という。また『民謡の今と昔』では、仕事歌を必要とした事情に「人の心を一心にし、大きな一つの群が働いているという感じに、一同を引き纏める必要があったのである。これが無始の大昔以来、人とわずかな動物とのみに、与えられた生存の悦楽でありまた力であって、いつの世よりかウタと名づけたところの一種特別の音声は、すなわちこの状態を誘導する唯一手段であったのである。人が働くためにこの統一を求めたのは後代のことで、最初はむしろ統一の快楽を味わうべく、戦いもすれば踊りもし、また働きもしたのである」と述べている。\n　歌声には「人の心を一心にし、大きな一つの群が働いているという感じに、一同を引き纏め」、「合同を容易ならしめる」勢いがあり、それは「統一の快楽」をもたらすが、なによりも「生存の力」となることが重要であった。その力は「世の常を組み立てて行く効果」ともなる、というのが柳田の考えである。柳田は生涯にわたる民俗学の学びのなかで、人びとが心をともにし、支えあう「大きな一つの群」としての共同体の精神をもっとも大切にした。\n　トン族の歌と饗宴には、柳田が尊んだ共同体の精神があり、「世の常を組み立てる」「生存の力」があるのではないか。その普遍性を明らかにすること。本書の出発点がここにある。\n\n　（…中略…）\n\n　本書は歌と饗宴という2つのカテゴリーをとおして、トン族における歌のもつ文化的意義や社会的機能を明らかにし、トン族の社会機構に内在する基本的な仕組みと原理をとらえようとした。\n　ただこの2つの文化カテゴリーは明確に分離できるものではない。歌は饗宴を友として求め、饗宴は歌を糧として求める。重なりあい、補いあい、お互いに関連し、必要としながら組成されるものであるが、本書は実質的な分類の前に、認識上の分類として2つを分け、全体を2つのテーマとした。\n　書き分けられた2つのカテゴリーは、形成過程の文脈のなかに埋めもどして最終的には一体となり、本書が明らかにしたい課題、すなわちトン族社会において制度化された歌謡、飲食、遊興、社交などの生活の営みをとおした動態的な基本フレームと、歴史・社会的な環境が醸成した原理の課題におよぶはずである。\n\n　（…後略…）","jushoujouhou":"","zasshicode":"","hatsubai":"","hatsubaiyomi":"","storelink":"","author":[{"listseq":1,"dokujikubun":"著"},{"listseq":2,"dokujikubun":"著"}],"datemodified":"2024-02-01 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