[{"onix":{"RecordReference":"9784788511927","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784788511927"},"DescriptiveDetail":{"ProductComposition":"00","ProductForm":"BA","ProductFormDetail":"B119","TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"フーコー シソウノコウコガク","content":"フーコー　思想の考古学"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"ナカヤマ ゲン","content":"中山　元"}}],"Language":[{"LanguageRole":"01","LanguageCode":"jpn","CountryCode":"JP"}],"Extent":[{"ExtentType":"11","ExtentValue":"372","ExtentUnit":"03"}],"Subject":[{"MainSubject":"","SubjectSchemeIdentifier":"78","SubjectCode":"1010"}],"Audience":[{"AudienceCodeType":"22","AudienceCodeValue":"00"}]},"CollateralDetail":{"TextContent":[{"TextType":"03","ContentAudience":"00","Text":"フーコー逝って既に25年、今なおその人気は衰える気配がありません。本書は、特にその初期──といっても最も輝いていた時期なのですが──の思想を中心に、彼の目ざしたものを探ります。取り上げるのは 『精神疾患とパーソナリティ』 『臨床医学の誕生』『狂気の歴史』 『知の考古学』 『言葉と物』などの代表作です。精神医学の研修医としてスタートしたフーコーがまず直面した「狂気」の問題から、アルトーなどの作品における「狂気と文学」の問題を経て、「考古学」「エピステーメー」などの魅力的な概念創出への道筋を明らかにし、最後は『言葉と物』とカント論を丁寧に読み解きます。「なるほどそうだったのか」と、フーコーの清新で雄大な意図が鮮やかに見えてくる力作です。 "},{"TextType":"04","ContentAudience":"00","Text":"◆フーコー　思想の考古学――目次\n　　目　次\nフーコー　思想の考古学｜目次\n\n\n第一章　フーコーの初期―『精神疾患とパーソナリティ』\n\n第一節　精神医学の問題点\nフーコーの処女作の意味　　フーコーの最初の問題　　心理学の擬似―科学性\n\n第二節　精神の疾患の主観性の分析\n意識の地層モデル―発達論とその難点　　意識の歴史性のモデル―不安の発生　　意識の実存論的なモデル\n\n第三節　実存分析と人間学\n現存在分析の意味　　夢の体験と実存　　現存在分析の限界　　夢の価値狂気の逆説\n\n第四節　疾患の客観性の分析\n狂気の社会的な意味　　パブロフ理論　　ソ連と精神医学\n\n第二章　狂気の経験―『狂気の歴史』\n\n第一節　狂気の歴史の可能性　\n二つの歴史　　狂気の歴史の可能性　　精神医学という学問への疑念\n\n第二節　狂気の批判性と悲劇性　56\n中世における非理性　　非理性の三つの形象―愚者、道化、怪物　　狂気の悲劇性　　狂気の批判的な性格　　悲劇的なものの衝撃\n\n第三節　古典主義の時代の狂気　\nデカルトにおける切断　　大いなる閉じ込め　　狂気と道徳\n\n第四節　狂気の新しい分類　\n医学と道徳の「同じ夢」　　狂気についての新しい感受性　　新しい自然狂気の分割　　狂者の「解放」\n\n第五節　心理学の誕生\n狂気と法の新しい関係　　理性の他者　　ヘーゲルの人間学　　心理学という学問の限界\n\n第三章　狂気と文学―『レイモン・ルーセル』\n\n第一節　作品の不在　\n作品の可能性　　言語の力\n\n第二節　ルーセルにおける三つの逆説　\nルーセルの魅力　　三つの逆説　　「わたしは嘘をついている」　　ルーセルの手法　　黒い太陽　　「わたしは死んでいる」　　「わたしは狂っている」　　三つの逆説の意味\n\n第三節　アルトーにおける三つの逆説　\n「わたしは狂っている」　　「わたしは死んでいる」　　アルトーの苦闘　　演劇と身体　　「わたしは嘘をついている」　　カバン語と残酷の演劇　　舌語　　晩年のアルトー\n\n第四章　死と科学―『臨床医学の誕生』\n\n第一節　医学のまなざしの意味　\n『レイモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』の隠れた結びつき　　科学としての医学の誕生　　三つの時代区分\n\n第二節　近代的な医学の誕生　\n都市の統治　　近代的な臨床医学の登場　　解剖学的なまなざし　　死の特権的な地位　　医学的まなざしの転換　　見えるものと見えないもの\n\n第五章　考古学の方法―『知の考古学』\n\n第一節　考古学とは　\n考古学のねらい　　道具の考古学\n\n第二節　『知の考古学』　\n考古学の方法論的な解明　　考古学とエピステモロジー　　不連続性の概念　　対象領域の拡大　　ディスクール　　エノンセの定義　　エノンセの機能　　エノンセとディスクールの関係　　歴史的なアプリオリ　　真理のうちにあること　　知　　三つの領域における知―生物学、経済学、言語学　　知への意志と真理への意志　　アルシーヴ　　作者の死　同時代の診断\n\n第六章　思想の考古学―『言葉と物』\n\n第一節　『言葉と物』の方法　\n物と秩序　　中間の領域　　エピステーメーの切断\n\n第二節　エピステーメーの秩序　\n「世界の散文」　　ベーコンとデカルト　　タブローの空間　　古典主義時代の知の方法論　　古典主義時代における三つの基本的な学問　　欲望の時代　　考古学と現代の診断\n\n第三節　近代のエピステーメーの登場　\n経済学の誕生　　生物学の誕生　　文献学の誕生\n\n第四節　〈人間〉の誕生　\n人間の有限性と知　　近代の知の特徴\n\n第七章　人間学の「罠」と現代哲学の課題―「カント『人間学』の序」\n\n第一節　カントの人間学　\nカントの人間学の位置　　起源としてのカントの哲学　　現代哲学の諸潮流\n\n第二節　カント批判の論拠　\n『人間学』と批判前期　　『人間学』と批判期　　『人間学』と批判後期　家族の人間学―第二の問題系　　嫉妬の人間学　　理性の逸脱―第三の問題系　　『人間学』と『批判』書の関係　　『人間学』における問題の深化　　カントの『遺稿』の位置　　世界の三重の構造\n\n第三節　カントと現代哲学　\n現代哲学への批判　　神、世界、人間　　アプリオリの概念の逆転　　人間学の罠\n\n第四節　人間学の四辺形　\n哲学の可能性　　二組の線分　　存在論と動詞の理論　　言語の起源と指示　　アルファベットと派生の理論　　近代のエピステーメー　　人間学の四辺形の成立\n\n第五節　人間の有限性　\n有限性の分析論　　経験的＝超越論的な二重性　　二つのまなざし　　コギトと考えられぬもの　　?盲目的なしみ〉と哲学　　起源への回帰　　起源に回帰する二つの道　　人間学の四辺形を超えて\n\n注　\nあとがき　\n索引　"}],"SupportingResource":[{"ResourceContentType":"01","ContentAudience":"01","ResourceMode":"03","ResourceVersion":[{"ResourceForm":"02","ResourceVersionFeature":[{"ResourceVersionFeatureType":"01","FeatureValue":"D502"},{"ResourceVersionFeatureType":"04","FeatureValue":"9784788511927.jpg"}],"ResourceLink":"https:\/\/cover.openbd.jp\/9784788511927.jpg"}]}]},"PublishingDetail":{"Imprint":{"ImprintIdentifier":[{"ImprintIDType":"24","IDValue":"3329"},{"ImprintIDType":"19","IDValue":"7885"}],"ImprintName":"新曜社"},"Publisher":{"PublishingRole":"01","PublisherIdentifier":[{"PublisherIDType":"24","IDValue":"3329"},{"PublisherIDType":"19","IDValue":"7885"}],"PublisherName":"新曜社"},"PublishingDate":[{"PublishingDateRole":"01","Date":"20100331"}]},"ProductSupply":{"MarketPublishingDetail":{"MarketPublishingStatus":"00","MarketPublishingStatusNote":"1;"},"SupplyDetail":{"ProductAvailability":"99","Price":[{"PriceType":"03","PriceAmount":"3400","CurrencyCode":"JPY"}]}}},"hanmoto":{"zaiko":11,"maegakinado":"◆フーコー　思想の考古学――あとがき\n\nあとがき\n\n初期のフーコーの思想的な軌跡を追跡した本書は、大きく分けて二つの部分で構成される。前半部は第一章から第三章までである。まず第一章では、一九五〇年代の初期に、精神医学の研修医としてスタートしたフーコーが、どのような問題に直面し、それをどのように解決していったかを考える。この解き方が、その後のフーコーの進む方向をある意味で決めていったのである。\n\n第二章では、『狂気の歴史』を中心に、狂気をたんなる身体的および精神的な異常であるだけでなく、歴史的に規定されたものとして研究することで、フーコーの前にどのような新しい地平が開けてきたか、また心理学や精神医学そのものを批判しうるどのような視点を獲得していったかを検討する。\n\n第三章では、精神医学の専門領域よりも文学の分野で、たとえばルーセルやアルトーの作品のうちに、狂気がどのような足跡と輝きを残しているかを考察したフーコーの営みを紹介する。この章では、「わたしは狂っている」「わたしは嘘をついている」「わたしは死んでいる」という自己言及的な三つの逆説を手がかりに考えた。自己矛盾しているかにみえるこれらの逆説が、ルーセルやアルトーの作品のなかで、いかにして狂気と文学の深い結びつきを顕わにしているかを追跡する。\n\n後半部はフーコーのこの時代の方法論の核心であった考古学について、そしてその考古学を活用してえられた多産な成果についてまとめている。第四章は、第三章の文学的な考察と、第五章以下の考古学的な考察をつなぐ章である。この章では『臨床医学の誕生』を考察の軸に据えながら、文学のうちに一瞬だけ痕跡を示す狂気をみつめるまなざしと、近代的な臨床医学をささえるまなざしのあいだに、どのような深い絆が存在するかを明らかにしようとする。\n\n第五章は、フーコーの考古学がつくりだしたさまざまな概念を吟味し、その「使い道」を試している。ディスクール、エノンセ、アルシーヴなど、その使い道が定着し、すでに古典的になった概念も多いが、「歴史的なアプリオリ」のように、まだ考察を深めるべき概念も存在する。\n\n第六章は、『言葉と物』におけるエピステーメーの変化に注目しながら、そこで生まれた「人間」の概念の位置と、その後のフーコーにとってこの概念がもった思想的な意味を手短に考察する。この概念は、次の章で詳細に検討されるフーコーの人間学批判の成果であり、端緒でもある。\n\n最後を締めくくる第七章は、二つの部分に分けられる。第一の部分では、カントの『人間学』の翻訳とともに一九六一年に、博士論文の副論文として提出され、そのまま発表されていなかった「カント『人間学』の序」について詳細に考察する（この論文はこれまでパリのフーコー・センターで閲覧するしかなかったが、二〇〇八年にフーコーの訳文とともに、ヴラン社から刊行された）。この論文では、『純粋理性批判』に始まる三つの『批判』書のカントと、『人間学』のカントの共通性と相違点を考察しながら、現代の哲学がカントの「人間学の眠り」にまどろんでいることを批判するものとして、きわめて興味深い。その論文を考察することで、『言葉と物』で展開される現代哲学の批判の理路が明らかになるはずである。\n\n後半部分では、この論文の解読に基づいて、『言葉と物』における「人間学のまどろみ」の批判の道筋をたどってゆく。フーコーは『狂気の歴史』で確立された心理学をはじめとする人間科学批判の視点を補う形で、現代哲学の全体を批判する立場を見定めてゆく。フーコーは「カント『人間学』の序」も、『言葉と物』もニーチェで締めくくっているが、ニーチェの哲学の営みを手がかりにして行なわれるこの「人間学のまどろみ」の批判は、文学と狂気の考察の一つの結論でもあったのである。","author":[{"listseq":1,"dokujikubun":"著"}],"datemodified":"2010-05-27 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