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      "maegakinado": "朝起きられない人のねむり学　まえがき\n　　子どもの睡眠時間の全国調査が、１９８０年以降10年ごとに行われています。それによると、午後10時以降に眠りに就く未就学児（生後１歳半から７歳未満）の割合は、たとえば２歳児の場合、１９８０年には29パーセント、１９９０年には41パーセント、２０００年にはなんと59パーセントにまで上昇しましたが、２０１０年には35パーセントへと減少しています。これには２０００年代から盛んに行われた、子どもの眠りに関するキャンペーンが影響しているのではないかと言われています。\n\n　一方で若者の寝る時刻（就寝時刻）の平均についての全国調査によると、１９９２年には中学生午後11時10分、高校生午後11時50分でしたが、２００４年にはそれぞれ午後11時18分、午前０時６分、２０１２年にもそれぞれ午後11時22分、午前０時１分と大きな改善はなく、この20年で中学生で12分、高校生で11分遅くなっています。同じ調査では睡眠時間もみていますが、こちらについては、この20年間で中学生は30分、高校生で27分短くなっています。\n\n　ではこの日本の若者の眠りは世界と比較するとどうなのでしょうか？　２０１０年のオーストラリアの若者の就寝時刻の平均は、中学生で午後９時52分（週末午後10時23分）、高校生で午後10時39分（週末午後10時55分）です。また睡眠時間を世界各国の調査でみると、中学生で７時間45分から９時間45分、高校生で７時間から９時間の範囲に入っています。日本の若者はオーストラリアの若者に比べて平日には約90分遅く寝て、睡眠時間は世界と比べて少なくとも30分以上、国によっては１５０分以上も少ないのです。\n\n　いま、私の睡眠外来には朝起きることができない、夜なかなか眠ることができない、と悩む中学生、高校生、そして大学生がやってきます。彼らの中にはそのために登校困難や留年になっている場合も少なくありません。このような若者の中には、ヒトという動物であればごくあたりまえの生理的な反応のために、朝起きることや夜眠ることが難しくなっている場合もあります。たとえば夜の就寝時刻が遅くなり、睡眠時間が短くなれば、朝起きることは当然難しくなりますし、夜遅くまで塾に通ったり、メディアに接したりしていれば興奮して夜眠ることが難しくなるのは当然です。これらはあたりまえの正常な生理的な反応です。知らないでやっていたことが、実は身体の調子を乱している、ということが今の世の中、たくさんあるのです。そこでなんとかそのような若者の助けになることができれば、との思いからこの本を執筆することにしました。\n\n　「ヒトは寝て食べて出して初めて脳も身体もそして心も活動が充実する昼行性の動物」というフレーズをキーワードに、身体の調子を乱さないための眠りと生活習慣についての常識をしっかりと身につけてほしい、との思いをこの本に込めました。事例編、Ｑ＆Ａ、基礎編、実用編、若者へのメッセージ、Ｑ＆Ａ解説に分けました。またコラムもあります。気軽に読んでいただいて、少しでも多くの若者、そして彼らを取り巻く皆さまのお役にたつことができればと思います。\n\n　なお表題にある「ねむり学」は、２０１０年に『ねむり学入門』を発行した際の造語です。最近耳にする「睡眠学」では医学的、神経科学的側面が強調されがちですが、「ねむり学」では「日常生活の中での眠り」に重きを置いた眠りに関する正しい知識やその活用の実際を紹介します。",
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