[{"onix":{"RecordReference":"9784788515529","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784788515529"},"DescriptiveDetail":{"ProductComposition":"00","ProductForm":"BA","ProductFormDetail":"B119","TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"アメリカソウカガッカイニオケルイタイドウシン","content":"アメリカ創価学会における異体同心"},"Subtitle":{"collationkey":"ニダンカイノゲンチカ","content":"二段階の現地化"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"カワバタ リョウ","content":"川端 亮"}},{"SequenceNumber":"2","ContributorRole":["A01"],"PersonName":{"collationkey":"イナバ ケイシン","content":"稲場 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2017:21）。\n\n　創価学会は、日本国内で抜きん出て規模が大きいのみならず、創価学会インタナショナル（Soka Gakkai International：ＳＧＩ）として海外でも活動を行っていることは、一般にはそれほど知られていないだろう。その規模は、現在、世界１９２ヵ国・地域にわたり、およそ２２０万人の会員を擁するまでになっている（創価学会広報室 2017:26）。国連加盟国数が１９３ヵ国であることからも、ＳＧＩの広がりが、ほとんど全世界に及ぶと言ってよいことがわかるだろう。\n\n　日本の他の宗教教団も、新宗教に限らず、神道も仏教も、日本人が海外に移民を始めた明治時代以降、海外布教を行ってきた。しかし、一部を除いては、海外で移民した日本人以外に信徒を獲得することが少なかった。つまり、現地の人々にはほとんど広まらなかった。\n\n　アメリカ合衆国においても、１８８５年にハワイへの官約移民（ハワイ政府と日本政府の間の条約に基づく移民）が始まり、その後、日本人の移住先が西海岸へ展開する中で、神道、浄土真宗、浄土宗などがアメリカ合衆国で布教を始めた。しかしながら、現地のアメリカ人にこれらの神道や仏教、新宗教が浸透する事例はあまり多くはなく、それは20世紀に入っても続き、第二次世界大戦後もアメリカ人が日本の宗教を信仰するケースは多くなかった。\n\n　その中で、創価学会は、１９６０年に第三代会長に就任した池田大作がアメリカを訪問し、現地に地区や支部の組織を作ることで、本格的な海外布教を始めたのである。その歴史については、本書の姉妹編である秋庭裕『アメリカ創価学会〈ＳＧＩ−ＵＳＡ〉の55年』（2017）に詳しい。本書でも同じ55年間を対象とするが、意味と組織の変容にとくに焦点をあてて、分析、考察する。\n\n　序章でＳＧＩ−ＵＳＡの歴史をコンパクトに紹介した上で、第１章では、日本と異なるアメリカ合衆国の社会的な背景を体現するＳＧＩ−ＵＳＡのメンバーを取り上げて、それらの人々が、なぜ・どのように・何を願って、この信仰を続けているのかを明らかにしようと試みている。日本の創価学会員のみならず、平均的な日本人が知るところの多くない、アフリカ系アメリカ人やゲイのメンバーのインタビューを紹介し、多民族社会において「」に新たに付加される意味と創発する特性を考える。\n\n　第２章は、第１章に加え、私たちがインタビューを行ったＳＧＩ−ＵＳＡメンバー20人の聞き取り調査をまとめ、ＳＧＩ−ＵＳＡへの入信過程を、宗教社会学における回心論から考察している。ロフランドとスタークの入信過程論を参照しながら、ＳＧＩ−ＵＳＡメンバーの宗教的ライフヒストリーを整理し、イギリスの事例とも比較して、なぜ異文化由来の信仰を継続できるのか、その要因を検討している。環境的要因、個人の能動的要因、組織のメンバーとの相互作用の要因に加えて、御利益信仰から出発し利他性の涵養へ至る過程を、「意味の転換」という観点に重きをおいて考察する。\n\n　第３章は、複雑で入り組んだ変遷を遂げたＳＧＩ−ＵＳＡの組織の推移を追った。それがなぜ生じ、その変化が何を生み出したかを組織論的に考察している。日本・創価学会では、いわゆるタテ線からヨコ線への変化は、一般には選挙と政治との関連から生じたと考えられているが、政治とは関係のないＳＧＩ−ＵＳＡにおいてもその変化が生じた。その理由を考察しながら、フェイズと呼ばれる停滞が生じた組織機構上の原因と、21世紀の多民族社会におけるＳＧＩ−ＵＳＡの発展を組織論的に鳥瞰している。\n\n　第４章は、布教における媒体、つまり聖典やその翻訳を重要な問題として取り上げる。従来から、海外での宗教の布教の成功要因の一つに翻訳の問題が取り上げられてきたが、ＳＧＩ−ＵＳＡにおいても１９６０年代から急速に、精力的に経典類や機関紙誌の英語化が進められる。\n\n　それが１９６０年代から７０年代半ばまでの爆発的な会員増に結びついたことも確かであるが、しかしながら一方で、フェイズ２による停滞も生じたのであった。そのフェイズ２の停滞から抜け出すために、さらなる洗練された英語へ翻訳しなおすこと、すなわち、「日本語が透けて見える英語」から「自然な英語」へ、ヴァージョンを上げていくことが必要であった。つまり、「二段階の翻訳」によって、教えの意味が伝わり、アメリカ創価学会の「二段階の現地化」が実現したと考えられる。\n\n　第５章は、日本・創価学会において重要な教学的な焦点である「」が、アメリカ合衆国のコンテクストでどのように受容され、新たな意味を付与されているかについて、機関紙誌を調査し、会員のインタビューに基づいて考察を行っている。 　アメリカ人になじみの薄いと考えられがちな「師弟」という関係、考え方が、アメリカ社会でどのように根付き、呼応するのか、その素地を分析・考察しながら、日本とは背景の異なるアメリカ社会における独自の背景を持つ「師弟不二」を描いている。\n\n　いずれの章もインタビューと資料をもとに宗教社会学としての思考を巡らせて構成したものである。宗教社会学のおもしろさを読み取っていただければ幸いである。\n\n　なお、参照する文献、資料として、以下のものは略して表記する。\n\n　御書：堀日亨編 １９５２『日蓮大聖人御書全集』創価学会（第２４１刷、２００５年）\n　WT：ワールド・トリビューン（World Tribune）\n　ST：聖教タイムス（Seikyo Times）\n\n　また、本書に登場する創価学会とＳＧＩ−ＵＳＡ会員のうち、これまで創価学会やＳＧＩの出版物において、多くの場合、実名で紹介されている方々については実名とした。他の方々は、仮名としている。","ndccode":"","kankoukeitai":"","sonotatokkijikou":"","jushoujouhou":"","furokusonota":"","dokushakakikomi":"","zasshicode":"","hatsubai":"","hatsubaiyomi":"","storelink":"","author":[{"listseq":1,"dokujikubun":""},{"listseq":2,"dokujikubun":""}],"datemodified":"2018-01-16 12:30:44","datecreated":"2017-12-08 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