[{"onix":{"CollateralDetail":{"TextContent":[{"TextType":"04","ContentAudience":"00","Text":"漁業\n放射線\nベンゼン\nアスベスト\nPCBと予防原則\nハロカーボン、オゾン層、予防原則\nDES物語\n成長促進剤としての抗生物質\n二酸化硫黄\n鉛の代替としてガソリンに入れられたMTBE\n予防原則と五大湖の化学汚染に関する早期警告\nトリブチルスズ(TBT)防汚剤\n成長促進剤としてのホルモン\n「狂牛病」1980年代から2000年にかけて\n事例から学ぶ12の遅ればせの教訓\n結論"}]},"RecordReference":"9784822805081","NotificationType":"03","ProductIdentifier":{"ProductIDType":"15","IDValue":"9784822805081"},"DescriptiveDetail":{"TitleDetail":{"TitleType":"01","TitleElement":{"TitleElementLevel":"01","TitleText":{"collationkey":"レイト レッスンズ : 14 ノ ジレイ カラ マナブ ヨボウ ゲンソク : オウシュウ カンキョウチョウ カンキョウ レポート 2001","content":"レイト・レッスンズ : 14の事例から学ぶ予防原則 : 欧州環境庁環境レポート2001"}}},"Contributor":[{"SequenceNumber":"1","ContributorRole":[],"PersonName":{"content":"松崎, 早苗, 1941-","collationkey":"マツザキ, サナエ"}},{"SequenceNumber":"2","ContributorRole":[],"PersonName":{"content":"水野, 玲子","collationkey":"ミズノ, レイコ"}},{"SequenceNumber":"3","ContributorRole":[],"PersonName":{"content":"安間, 武","collationkey":"ヤスマ, タケシ"}},{"SequenceNumber":"4","ContributorRole":[],"PersonName":{"content":"山室, 真澄","collationkey":"ヤマムロ, マスミ"}},{"SequenceNumber":"5","ContributorRole":[],"PersonName":{"content":"欧州環境庁","collationkey":""}}]},"PublishingDetail":{"Imprint":{"ImprintName":"七つ森書館"},"PublishingDate":[{"PublishingDateRole":"11","Date":"200509"}]},"ProductSupply":{"SupplyDetail":{"ProductAvailability":"99","Price":[{"PriceType":"01","CurrencyCode":"JPY","PriceAmount":"2800"}]}}},"hanmoto":{"toji":"並製","maegakinado":"監訳者のことば\n\n　2005年9月初めにこの本を読者にお届けしようとしている。環境問題の対策に予防原則の適用を求める声は強いが、現実はなかなか進展せず規制の歩みはのろい。強い逆風すら吹いている現状である。他の先進国でも似た状況が起きているようだが、この本は欧州の環境庁がその遅い歩みを少しでも速めようとして出版した調査報告書である。事例研究として14の環境問題の歴史を概観し、新しい考え方も提案しているので、大学で講義している先生方にたいへん便利にお使いいただけると思う。\n　日本ではミナマタ病、イタイイタイ病、カネミ油症などの多数の被害や、諫早湾干拓、長良川河口堰などの生態系破壊の例があり、国民的後悔というべき状況にある。欧米でもそのような過去の痛恨が今の環境問題を覆っているのだが、それらの事例研究を通して教訓を引き出し、予防原則に向けた力強い理論的バックボーンにしようとしている。これまで被害は常に小さく見積もられ、被害を救済し予防策をとろうとすると経済活動へのダメージばかりが声高に主張されてきた。その際に、科学的論争が国民、行政、政治家を翻弄してきた。ミナマタ病の原因を特定するのに、被害者の主張を否定するために御用学者による科学論争が長い時間を費やして被害を広げ、救済の道を塞いだことは、日本人はよく覚えているだろう。それを日本社会は克服しただろうか？　そうは言えない。いろいろなケースで相変わらず被害者には2の矢、3の矢が突き刺さっている。その矢を放っている元凶はなんだろう。それを突き止めて、「過ちを繰り返さない」ための作業が必要としてこの本が作られたのだが、残念ながら（メチル）水銀の項がない。これについて事例研究をし、教訓を導き出して予防原則のために明文化することは日本の責任だろう。\n  「科学が溢れている現代社会ではあるが、科学だけに頼っていては子孫の未来はない。科学者ではない人々の深い知恵と勇気ある行動が立ち上がってこなければならない」、とまとめられている。そのためには科学のどこが信頼でき、どこが信頼できないかをかぎ分ける能力を身につけなければならないだろう。ある程度の知識と科学のそもそもの使命について、各自が判断能力を培っておかなければならない。\n　予防原則にはいくつかのキーワードが提案されているが、その一つに「未来への配慮」がある。Foresight が原語であるがわれわれはこれを未来への配慮と訳した。ガソリン用添加物MTBE（メチル・ターシャリー・ブチル・エーテル）の事例研究を担当した執筆者はこのキーワードをとくに重視している。MTBEがそれ以前の鉛添加物に比べると害が少ないとして導入されたのに、ほとんど分解せず水には溶けやすいために地下水を広く汚染をしてしまい、大きな水道水源を放棄せざるをえない大都市まで現れたのである。こうした痛恨はフロンにも地球温暖化ガスにもあるのだから、われわれは「未来への配慮」を真剣に政策に反映させなければならないのである。\n　そのほかに、この報告書の編集者たちが強調している新概念に“pros and cons”がある。ある選択肢に対する正当性と利益をprosと言い、そのリスクと損失をconsと言っている。従来のコスト・ベネフィット（費用便益）分析を広げて、pros and cons鑑定へという提案である。Proは賛成の意で、conは反対の意だから、これを日本語で「是」と「非」と翻訳することにした。簡潔すぎるきらいはあるかもしれない。本書でも断っているように従来の費用便益分析を良しとする人は少ないが、未来のための予防原則適用にあたってはプラスとマイナスの影響を幅広く、慎重に勘定することが欠かせないとして、「是」と「非」の鑑定を重視する立場を表明しているのである。この点は、関係者の我田引水を戒め、その克服が是が非でも必要だと言っているとも受け取れる。\n　本書では14の環境問題をそれぞれの専門家が研究調査し、そこから引き出された教訓を「遅ればせの12の教訓」にまとめている。読者は興味ある事例研究を一つ二つ読んだあと、第16章「事例から学ぶ12の遅ればせの教訓」へと進んでいただきたい。そこには、事実関係を知ることだけでは不十分だと納得させられる議論が展開されている。もちろん歴史的事実関係が第一に重要ではあるが、それに義憤を感じるだけでは次世代、未来世代を守ることはできないのである。一人一人が人生において何かを決定し、選択する局面に立ったとき、この第16章は必ず役に立つと信じる。とくに社会に責任をもっている人々、もちたいと願う人々には参考にしていただきたい部分である。いま「健康と安全と環境に配慮して、これこれのことをやっています」と言える人は大勢いるかもしれない。しかし、それは未来の世代に対してどんな効果があるか？　たとえエコグッズを開発しても、買っても、激流のような大きな流れの中でどういう効果があるのか？　激流に呑み込まれないためには、自分の行為の社会的インパクトを、その深さと広がりを問う形でもう一度自分に向ける必要があるだろう。\n　科学・技術が進歩して、その影響を判断することが非常に複雑で判りにくくなってきている現在は、個別の知識だけが大切なのではなく、何をどう考える、どう行動するかが大切で、そのためには訓練といったものも必要のようだ。とくに研究や開発に携わっている人々には、自分が研究や開発している内容が社会的にどう適用されるのか、その影響は何かを考え発言することが求められている。われわれは、社会の一員であるとの自覚をもってこうした訓練を受け入れざるをえないだろう。そうしなければ、ますます複雑となる環境問題にも、社会問題にも、対処できないだろう。第16章の非常に含蓄ある論議に、翻訳しながら感銘を受けた。しかし、科学・技術の恩恵の中にいるということでは欧米国民と日本国民と同じ状況であるが、文化の違いはあるように思う。ここで提案されている12の教訓を生かす社会的文化的基盤を日本で見出すことができるか、日本が独特の文化的基盤にあるとすればどんなバリエーションが提案できるか、読者のみなさんにお考えいただければ幸いである。\n\n2005年8月\n松崎早苗","kaisetsu105w":"アスベスト、BSE、地球温暖化を始めとする、ヒトや環境に対する汚染災害として有名な14の事例を科学的、経済学的に検証。遅ればせの12の教訓と予防原則をレポートする。","datemodified":"2014-05-19 10:56:22","datecreated":"2010-02-18 00:00:00","dateshuppan":"2005-09"},"summary":{"isbn":"9784822805081","title":"レイト・レッスンズ : 14の事例から学ぶ予防原則 : 欧州環境庁環境レポート2001","volume":"","series":"","publisher":"七つ森書館","pubdate":"200509","cover":"","author":"松崎,早苗,1941- 水野,玲子 安間,武 山室,真澄 欧州環境庁"}}]